体験談

嗅覚障害と味覚障害の深~い関係

2019-02-16

かおり~む
私が経験した嗅覚・味覚の症状から「好酸球性副鼻腔炎」が発覚するまでの体験です。

嗅覚障害と味覚障害

私は時間をかけてジワジワと嗅覚が弱くなっていったのですが、とうとう無臭である時間が増えるばかりになった時、様々なことが起こりました。

匂いが識別できないストレス

毎日が無臭になると、たくさんの楽しみを奪われます。

素敵な香りが楽しめない

アロマのイメージ画像
素敵な香りも全く楽しめない( ;∀;)


私は香水やアロマオイル、入浴剤など香りが良いものが大好きなのですが、当然ながら全てが無臭。集めていた香水が無臭って悲しいです。( ;∀;)

自分の体臭がわからない

素敵な香りが楽しめないのも虚しいですが、逆に悪臭もわからなくて、これがもっとストレスになります。

例えば、自分が汗臭いかどうかがわからない。

食事内容や体調の具合等で体臭がキツくなったりすることがありますが、ニオイがわかればこそ対策もできるというもの。これがわからないと、毎日が神経質にならざるを得ません。

周囲の人が少し咳払いをしたりすると、「私が臭かった?!」って自分を疑ってしまいます。今思うと多少なれども精神的に追い込まれていたのではないかと思うほどです。

危険を察知できない

そして、ストレスというよりも深刻で危険なのは、ガス漏れのような身の危険に関わる臭いを感じないということ。

ガスコンロの画像
ガス臭を感じないことに危険を感じたのが治療の大きなきっかけ

ガスコンロ使用中、知らない間に火が消えてしまいガスだけ出ていた状態に気づかなかった時には「いよいよ、まずいな」と思いました。

そもそもガス特有のあのニオイは危険を察知してもらうためにつけてあるものですもんね。

また、悪臭と言えば、こんなことがありました。

一緒に電車に乗った友人が「やだ〜!臭いっ!」と言い始め、周囲の乗客も似たような様子。友人は我慢できなくて「無理!(別の車両に)移ろう!」と言うのですが、私は全くわかりませんでした。原因は一人の乗客だったのですが、私は人の少ない車両で、ある意味快適という状態。(^_^;)

友人には「本当に鼻が効かないんだね。」と言われ、私の症状の深刻さが伝わった出来事ではありました。

ニオイがしなけりゃ味もしない

同じ症状の方は体感的に理解していただけると思うのですが、嗅覚と味覚はとても関係が深いです。

嗅覚障害のイメージ画像

味覚の95%は嗅覚?!

味の95%は嗅覚で感じているという説があります。これは私も同感。

刺激に近いものは嗅覚がなくとも舌で感知することは可能です。
「辛い」「しょっぱい」「すっぱい」「苦い」「甘い」が強い場合は、舌の感覚のみで「そういう味なんだろうね」となんとなく判別できます。

但し、あくまでも刺激として判別しているだけですので「味わい」「風味」のような複雑なものは全くわかりません。出汁の美味しさも理解不能。後味がいいなんてのもわからない。

味覚は舌が関与しているイメージに反して、美味しいと言われているようなものは嗅覚によって判断されることがほとんどだと思っています。

かおり~む
それくらいニオイがわからないと何も美味しくないのです。

経験者の方は「そうそう!」って感じだと思うのですが、いかがでしょうか。

味覚障害のストレス

しつこいようですが、ニオイがわからないと味はわかりません。

どれだけ良い出汁がとれている料理であっても楽しめないですし、野菜や果物の美味しさもわかりません。コーヒーやワインのような香りを楽しむ飲み物は問題外ですし、お米の甘い美味しさも全く感じませんでした。「旨味」「コク」もわからないんです。( ;∀;)しつこくてごめんなさい...。

良くも悪くも、味が悪くても問題なく食べられてしまうので、自分で料理を作っても味を調節することはしなくなります。人に振る舞う時はもっぱら「鍋物」ですね。あとで味の調整ができるし食材が多いからそこそこ何とかなるかなと。

ところで私はお酒が大好きなのですが、ビールと発泡酒の区別ができないので、呑み比べの楽しさも味わえませんでした。日本酒の味もわからない。利き酒セットを何度無駄にしたことか…。

会食を嘘八百でこなす

こうなると誰かと食事に行くのが苦痛になってきます。特に料理にこだわる人との食事は困ります。

コツは相手が食べてから食べること。口にした一瞬の表情で「あ、美味しいんだ」って読めた時だけ「美味しいね〜」って言うんです。「メンタリストかよっ!」ってツッコみたくなるほど健気です。(T_T)

あと、男性でたまに自分が先に食べないで、女性が食べる反応をジーッと見る人がいますね。あれは困る。(^_^;)とりあえずは、笑顔で「うんっ!」と言ってごまかします!

それなりのお店でご馳走になるような機会があると、自分なりに体調を整えて挑むのですが、結果的にごまかして終わることばかり…。毎回辛かったです。

会食もそうですが、プレゼントにお土産、おすそ分けとか、食でつながることって多いですよね。
基本的には「美味しいです」と言っておいて、味の比較を求められたら「私、バカ舌なので〜」と逃げていました。

正確には「バカ舌」ではなく「バカ鼻」ですけど…。

かおり~む
最終的には何を食べてもさほど変わらないので、噛み心地や食べ物の感触を楽しむだけになりました。

 

味覚障害を伝てもメリットは少ない

私が味覚障害であることを伝えていたのは、身内と親しい友人だけにしていました。

ただ、家族とはいえ味覚や嗅覚なんてあるのが普通ですから、「美味しいね~」なんて言われるんですよね。私が「こいつ、忘れてやがるぜ」と思いながら苦笑いしていると「あ、そっか!」って、そんなもんです。

自分が逆の立場だったら、どうしていいかわからないように、伝えたことによるメリットって、ほとんどありませんでした。

自己認識も変わる

私はいつの頃からか、自分のことを「私は食事にあまり関心がない人間」って思っていたのですが、よくよく考えると「美味しそうに食べるねぇ」って言われていた時代がありました。

確かにその頃は食事をすることが楽しかったことを思い出したんです。

人は物事に慣れてしまうので、自己認識さえ曲げてしまうんだなぁと今更ながら思います。

嗅覚障害から判明した好酸球性副鼻腔炎

嗅覚障害専門の病院へ

私が明らかにニオイがわかってないなと実感したのは、4年ほど前だと思います。

ネットで調べるとメジャーな理由としては亜鉛不足が紹介されていることが多いので、サプリメントを試すも症状は変わらず…。

何度もネットで調べているうちに、嗅覚障害を専門的に診ている現在お世話になっている病院を発見!通院初回の検査の結果、好酸球性副鼻腔炎が発覚しました。

鼻呼吸に問題がなかったのですぐには理解できないものの、好酸球性副鼻腔炎独特の喘息症状も以前からあったので、すぐに納得するに至りました。

好酸球性副鼻腔炎と嗅覚

好酸球性副鼻腔炎は好酸球の働きが強いために鼻茸(鼻ポリープ)ができてしまいやすいのが特徴。

その鼻茸は、嗅覚神経の付近にできやすく、これが嗅覚障害の原因となります。

手術後

手術後の鼻腔の洗浄で、洗浄液のニオイがわかった瞬間、本当に嬉しかったです。
先生が何か言うのを遮って「先生、ニオイわかりますぅっ!」って言ってしまってました。

今でも風邪をひくなどして鼻腔にムクミが見られたりするとニオイがわかりづらくなることがあり焦りますが、基本的には体調管理をしっかりし、薬の服用と鼻うがい+ステロイド点鼻薬を怠らなければ好調です。とにかくニオイ分子の気導確保が大事!

これらができているとコーヒーショップの近くを通ると幸せな気持ちになれます♫自宅でお米を炊いた時っていい香りがするんだった〜って思えます!(こういうのがあること、忘れてました。)

手術後に嗅覚が戻った状態になってみると、ここまでニオイが感じられたのは10年前とかなんじゃないかって思います。




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